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薄型だけど大容量、Ankerのマグネット式ワイヤレス充電バッテリー『MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)』が使いやすい

5.0
薄型だけど大容量、Ankerのマグネット式ワイヤレス充電バッテリー『MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)』が使いやすい ガジェット

iPhoneは12以降のモデル(16e除く)から、MagSafe「マグセーフ」と呼ばれる機能が搭載されており、本体背面に円形のコイルと磁石が内蔵されている。

MagSafeに対応したモバイルバッテリーを使えば、わざわざケーブルを繋がなくてもピタッと吸着させるだけでiPhoneを充電することができる。

MagSafeでiPhoneを充電するイメージ
ケーブルレスで便利

悩ましいのは、バッテリーの容量と薄さがトレードオフの関係にあるところだ。基本的にバッテリーの容量が大きいほど充電できる回数は増えるが、その分、厚くなってしまうので携帯性が損なわれてしまうのだ。もちろん重量も増えてしまう。

そんなジレンマを感じさせないのが、『Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)』というモバイルバッテリー。実際に使ってみてなかなか利便性が高かったので紹介してみたいと思う。

デザイン

パッケージの見た目はシンプルだ。ライトブルーとホワイトカラーを基調としたAnkerお馴染みのデザインで、中にはバッテリー本体とUSB-Cのケーブルが1本入っている。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」の製品パッケージ
製品パッケージ
製品パッケージ
モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」の製品開封イメージ
丁寧に梱包されている

バッテリー本体の見た目も至ってシンプル。表面にはMagSafeのマークである大きな丸と縦線が描かれているだけで、余分な装飾は一切ないが、かと言って安っぽい感じはしない。

側面は重厚感のあるメタルフレーム仕上げ。加えて表面との境目に施された細い鏡面加工がさり気なく光を反射し、高級感を感じられるデザインとなっている。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」の本体イメージ
シンプルなデザイン
シンプルなデザイン
モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」の本体を斜め上から見たイメージ
鏡面加工で高級感を演出

表面を手で触ってみると、ゴムのような弾力性のある素材でコーティングされていて、滑りにくく柔らかい。iPhoneを吸着させた時に傷がつかないよう配慮した作りになっているのが分かる。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」の表面イメージ
手で触ると柔らかい
柔らかい手触りの表面
モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」の裏面イメージ
裏面にはAnkerのロゴが

充電の仕方

ワイヤレス充電の仕方は簡単でiPhoneの背面に近づけてくっつけるだけ。大体の位置に重ね合わせればピタッと吸着して充電を開始してくれる。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でiPhoneをワイヤレス充電するイメージ
ワイヤレス充電イメージ

ケーブルを使って充電するタイプのモバイルバッテリーは、コネクタが挿し込み口にきちんと入るか目視しなければならないが、その手間が必要ないのは地味に便利だ。

マグネットは縦方向への吸着力がかなり強く、手で掴んで強引に剥がそうとしない限り、勝手に外れたりすることはまずないだろう。それに比べて横方向の力に対しては若干弱いので、スライドさせるように横へ押し出してやるとバッテリーを簡単に取り外すことができる。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でiPhoneを取り外すイメージ
ひねるような感じでも外せる

モバイルバッテリー本体を充電するには、付属のUSBケーブルを充電器に繋いでコンセントに挿せばOK。充電器は付属しないので、差し込みプラグとUSB-Cの挿し込み口があるものを自分で用意する必要がある。

バッテリーの特徴・性能

Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)の最大の特徴は、薄型設計により大容量と携帯性を両立させている点だ。

ワイヤレスでiPhoneを約2回充電できるだけの電力を蓄えられる一方、コンパクトな大きさ(縦10.4cm ×横7.1cm×厚み1.5cm)のため、ズボンのポケットや小型のポーチなどに入れて持ち運びがしやすいサイズ感になっている。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」とiPhone 16 Proを並べて厚さを比較したイメージ
iPhone 16 Proと比較
モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」とケースを装着したiPhone 16 Proを並べて厚さを比較したイメージ
ポケットに入るサイズ感

充電速度もなかなか速い。マグネットで固定して充電する次世代ワイヤレス充電規格「Qi2(チー・ツー)」に対応しており、ワイヤレス充電した時の最大出力は15W。これは従来のワイヤレス充電規格「Qi(チー)」よりも2倍速いスピードだ。

しかし、状況によっては大至急充電をしなければならない場面もあるだろう。そんな時は付属のUSBケーブルを使った充電方法が役に立つ。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」に付属するUSB-Cケーブル
付属のUSB-Cケーブル

こちらは高速なUSB充電規格「USB PD」に対応しており、Qi2によるワイヤレス充電のさらに2倍となる最大30Wの出力で充電することができる。もちろんケーブルがいらないワイヤレス充電の方が断然使いやすいのだが、急いで充電したい時の手段が用意されているのは心強い。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でiPhoneをUSB充電するイメージ
USBでの高速充電に対応

バッテリーの重さ

モバイルバッテリーは性能や大きさだけでなく、重さも使用感に大きな影響を与える要素だ。

本バッテリーの重量は約207gで、ずっしりとまではいかないが、割としっかりとした重みを感じる。私が使用しているiPhone 16 Proの重量は199gなので、装着すると2倍の重さになってしまう。この重さが果たして実用的なレベルなのか気になる人もいるだろう。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」をiPhoneに吸着させたイメージ
重すぎると持ち歩かなくなる

実際にiPhoneに装着して使ってみた感想だが、iPhone 16・iPhone 16 Pro・iPhone 16eと同じような大きさの端末を使っている人あれば、本バッテリーをつけた状態でも問題なく使用できるだろう。

腕を浮かした状態でずっと持っていると徐々に疲れてくるが、ひざやテーブルの上などに肘をつける状態であれば、しばらく使っていても辛い感じはない。片手で長時間スマホを持ったまま充電するといった用途でなければ、十分に日常使いできるバッテリーではないかと思う。

バッテリー残量の確認方法

モバイルバッテリーが後どれくらいの電力を充電できるのかは、本体下部にあるLEDランプで確認することができる。場所はUSBケーブルの挿し込み口の右隣だ。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」のバッテリー充電・残量ランプ
5つの点がLEDランプになっている

ランプの数は全部で5つあるが、このうち残量を示すのは左側にある4つ。点灯したランプの数が多いほどバッテリー残量が多いことを示している。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」はLEDランプでバッテリー残量を表示
左側4つは「残量ランプ」

<バッテリー残量>
点灯1個→0%〜25%
点灯2個→25%〜50%
点灯3個→50%〜75%
点灯4個→75%〜100%

この残量ランプは、充電中の時は常時点灯しているが、充電していない時は基本消灯している。充電していない時にバッテリー残量を知りたい場合は、側面にあるボタンを押してみよう。すると2〜3秒ほどランプが点灯するのでバッテリー残量を確認することができる。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」のバッテリー残量確認ボタン
このボタンを押し込むと
モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でバッテリー残量を確認するイメージ
残量ランプが点灯する

Ankerに限らずモバイルバッテリーの中には、液晶画面に残量をパーセンテージで表示してくれるものもあるが、それに比べると正確な数値は分からない。しかし、液晶画面を内蔵すればその分バッテリーは大きくなってしまう。その点においても本製品はバッテリーの薄さを追求した製品と言えるだろう。

一方、1番右側にあるランプには何の役割があるのかと言うと、これは充電中の時だけ点灯する「充電ランプ」だ。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」が充電中であることを示すLEDランプ
「充電ランプ」は一際明るい

ワイヤレス充電する際に注意が必要なのは、iPhoneを乗せた時にマグネットの位置が少しズレていても、「残量ランプ」が点灯してしまうところだ。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」が充電できていない様子
残量ランプの点灯だけでは充電できていない

残量ランプはあくまでバッテリー残量を表すための機能であり、1番右側の「充電ランプ」が点灯していないとiPhoneへの充電は行われていないので、間違えないようにしよう。基本的にはiPhoneとバッテリーがピタッと吸着した感覚があれば問題なく充電できているはずだ。

ケース装着時の注意点

iPhoneにケースを装着する場合は、MagSafe対応のケースであればワイヤレス充電できるが、iPhoneとケースの間にクレジットカードやお札などを挟んでいると正常に使用することができないので注意が必要だ。

また、MagSafe対応のケースであっても独特な形状をしていたり、カメラ周りの凸部が大きかったりすると、バッテリーと抵触してしまうことがあるかもしれない。

気になる場合は、本バッテリーのサイズ(縦10.4 ×横 7.1cm )を取り付けるだけの平らなスペースがケース背面にあるか計測してみるとよいだろう。ちなみに、私はCASEFINITEのケース『THE FROST AIR ULTRA』をiPhone 16 Proに装着しているが問題なく使用できている。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でワイヤレス充電する様子
ぴったりフィット
iPhone 16 Proにケースを付けてモバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でワイヤレス充電する様子
カメラも邪魔にならない

では、バッテリーとiPhoneケースが抵触した場合、どんなデメリットがあるのか。本バッテリーは、バッテリー側の丸マークとケース側の丸マークが少しくらいズレていても充電が開始されるが、吸着力はかなり弱くなってしまうのだ。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でワイヤレス充電中にiPhoneが少しズレている様子
充電はできるが吸着力が弱い

両方のマークがぴったりとくっつかないと実用的な強度は得られない。iPhoneケース越しに充電することを想定している場合は、事前にサイズをシミュレーションしておいたほうが安心だろう。

対応機種

本バッテリーは次世代ワイヤレス充電規格「Qi2」に対応したiPhoneなどのデバイスで使用することができる。

<対応iPhone機種>
iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max / 14 / 14 Pro / 14 Pro Max / iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max 他

公式サイトにはiPhone 15までの表記しかないが、私の環境ではiPhone 16 Proでも使用できているので、Qi2対応のiPhoneなら最新モデルでも問題ないはずだ。

iPhone 11以前のモデルでも旧規格の「Qi」に対応していればワイヤレス充電できるが、その場合の最大出力は7.5Wとなる(Qi2対応モデルは15W)。また、AndroidのスマートフォンでもQi2に対応していれば使用できるが、ワイヤレス充電した時の最大出力は端末の機種によって異なるので、気になる人は購入前に確認しておくとよいだろう。

FAQ

価格は?

Anker公式サイトの価格は8,490円。Amazonでも同様だが500円OFFのクーポンが配布されていることが多いほか、セールのタイミングで購入できれば7,000円前後で手に入ることもあるようだ。

他の色もあるの?

本バッテリーはブラック以外にもホワイト、ピンク、ミントブルーのカラーバリエーションがある。

充電時間はどれくらい?

充電速度はバッテリーの劣化具合やケース装着の有無など、個々の環境に左右されるため一概には言えないが、私の場合は10%充電するのに概ね15分くらいかかるイメージだ。

バッテリーは熱くなる?

充電中は当然熱を帯びることになるが、体感的には熱いというほどではなく温かいといった感じだ。Ankerの公式HPによると、本バッテリーには継続的な温度管理と出力制御を行う独自機能「ActiveShield」を搭載。本体が規定の温度に達すると一度充電を停止し、温度が下がってから充電を再開するなど、過度な温度上昇を未然に防ぐ機能が備わっているのでそこまで心配はいらないだろう。

パススルーに対応してる?

している(※パススルーとは、バッテリー本体とスマートフォンを同時に充電できる機能のこと)。本モバイルバッテリーと充電器をUSBケーブルで繋ぎ、バッテリーの上にiPhoneを乗せれば、バッテリーとiPhoneを同時に充電することができる。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でパススルー充電するイメージ
充電器をコンセントに挿せば同時に充電できる

Androidのスマホも充電できる?

Qi2のワイヤレス充電規格に対応した端末であれば充電できる。但し、最大出力の15Wでワイヤレス充電できるかはAndroid端末によって異なるので、利用端末におけるQi2充電時の最大出力を確認しておくとよいだろう。

他のアップル製品も充電できる?

できる。ワイヤレス充電できるのはMagSafe対応のiPhone・AirPods・AirPods Pro2。USB充電できるのはUSB-C対応のMac・iPad・AirPods・AirPods Pro2などだ。アップルウォッチを充電するには、Apple Watch磁気高速充電USB-Cケーブルや、Anker Portable Magnetic Chargerなど、モバイルバッテリーのUSB-Cポートに挿し込める磁気充電器と併用する必要がある。

2台の端末を同時に充電できる?

できる。USB-C充電に対応したデバイスと、ワイヤレス充電(Qi・Qi2)に対応したデバイスなら同時に充電することが可能だ。例えばUSB-Cでカメラを充電しながら、ワイヤレスでイヤホンを充電するといったことができる。

モバイルバッテリー「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」でワイヤレスイヤホンとカメラを同時に充電する様子
こんな感じ

もちろんアップル製品でも同様だ。MacBookやiPadなどの端末をUSB充電しながら、iPhoneやAirPodsなどをワイヤレス充電するといったような使い方ができる。

まとめ

Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)を購入してから半年ほど経過したが、これまで日常生活や旅行などさまざまなシーンで使用してきた。その体験を通じて一番感じるのは、やはり薄型であることの利便性の高さだ。

個人的に最も使用頻度が高いのは、外出する時にポケットに入れておく使い方。カフェや電車の中でiPhoneを操作している時は外しているが、移動する時になったらiPhoneにくっつけてポケットの中にしまうだけで充電スタート。歩いている最中に充電されていくので、次にiPhoneを取り出す時には充電が満タンになっている。

意外だったのは、自宅でもかなり重宝するということだ。通常家の中でiPhoneを使いながら充電しようとすると、充電器やスタンドが置いてある場所の近くにいなければならない。しかし、マグネット式のモバイルバッテリーは使用する場所を選ばない。別の部屋に移動したりトイレに行ったりする時も、iPhoneに吸着させたまま充電できるのだ。これは携帯するのが苦にならないレベルの薄さ・重さに設計されたモバイルバッテリーだからこそ感じられる利点と言えるだろう。

日頃からiPhoneの充電をし忘れる人、充電が不足しがちになるという人には、かなり使い勝手の良いアイテムではないかと思う。

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